阪神大震災から20年。段ボールベッドを広めよう!

阪神大震災の後に仮設住宅を訪問し、被災者への公的援助を国に求める運動に参加して以降、災害の際には出来る範囲の支援を呼びかけてはきた。
新潟中越地震の際には、避難施設や車中避難でストレスを抱えている被災者にテントを配るNGOの活動に参加したり、町内会活動を始めてみて、もっと予め準備出来ることのあることも見えてきた。
けれども、避難施設での雑魚寝がいかに健康や命までを脅かすか、対策にこんな良いアイデアがあることも知らなかった。

中越地震の頃から、医療関係者から国に避難施設での雑魚寝の危険性が訴えられていたのだが、東日本大震災で動き出した段ボール会社Jパックスの水谷社長の働きかけに医療関係者が呼応して、ようやく国を動かしたのだそうだ。
自治体が段ボール業界と協定を結び、災害時三日目には、全国どこであっても避難施設に届けられる仕組みが広がってきたのだ。

知ったからには広げたい。段ボールベッドで被災者の雑魚寝ゼロへ。震災関連死をいつまでも放置してはならない。
台風18号の時にも町内会で高齢者を小学校の体育館に移送したが、わずかな時間でも体がこわばる寒さに閉口した。
水谷社長に送ってもらった段ボールベッドをこれから色々な場面に登場させたいと思います。



http://jpacks.co.jp/dan-dan